肉をスライスするという発想

食文化

明治維新にいきなり明治政府のお達しにより、「時代は文明開化である。肉を食わざる者、文明人にあらず」と言うお達し。

肉を食べなれた民族はぶ厚い肉を好むようですが、食べつけていない日本人にはぶ厚い肉を食べることを苦手としました。なるたけ薄く切れば日本人も食べるだろう、と言う発想・・・誰が思いついたんでしょうね。

日本の料理人は別名、包丁人と呼ばれているほど包丁の使い手で・・・彼らが肉を薄くさばいて販売するようになりました。薄い肉は便利ですよね。海外ではそんな肉にお目にかかったことがありません。だから肉巻きなんて料理も作れません。すき焼きもできません。ノルウェーの家庭には大きなハムの塊を薄くスライスにする機械があるんだけど、彼らは同じように肉を・・・という事はないようです。だから、料理のバラエティもないんですよね。

そのハムを切る機会ですが、特にクリスマスの時には活躍します。ただのハムと言ってもすごい種類のハムが売られています。クリスマスには塊を買ってくるのです。

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