hotel, hospitalの語源 直島に行ってみてください

英語の語源

いい季節になってきましたね。旅行日和です。hotel とhospital、この二つの言葉、もともとは同じ語源とは・・・なんです。hotelの方にご厄介になるのは楽しいですが、hospitalの方は遠慮したいですよね!

hospesが語源です。「客人」、「客」、「宿主」を意味していました。 hospesの由来は十字軍の兵士や旅人が宿泊するためのもので、教会が作った施設だったのです。また、 hospesはホテルの概念の中心となるホスピタリティがおおもとになっています。

ここから分かれて hospitalisと言う言葉が生まれ、「手厚いもてなし」を意味する形容詞になりました。 hospitalisの中性形は hospitale 。これはラテン語で、「参拝者」、「巡礼」、「旅人が休める宿泊所」などの意味がありました。

hospitalと言う言葉は本来「客」を意味するhospに由来しています。それが hospicsという言葉になり、客人をもてなすという意味になっていきました。これの客というのは聖地の巡礼に訪れた旅人や戦地への遠征などで遠くから来た人たちのことを指します。彼らは旅人ですから食べ物や寝る場所に困る事や旅路でケガをしたり疫病になってしまったりすることもあるでしょう。

そこで現地の人たちや教会等の団体が彼らを助けてもてなし、病人の世話をしたりした。これがhospicsと言う言葉になり、後に病院を意味するhospitalにつながっていったのです。

先日、知人のご主人が入院されました。その後、リハビリも兼ねて1か月は入院だそうです。

こんな風に入院してしまう事を英語ではhospitalizeといいます。何かこんな言葉を使うと病院に根付いてしまう、そんな感じがするのですが、短くても長くてもこの言葉を使っていいそうです。

それより、家庭療養より病院での方が治る見込みがある時にこの言葉を使うそうです。

写真は「巡礼の道」です。この道は現在も巡礼者として歩く人が多いようです。私の生徒さんもクリスチャンではないのですが参加した様です。

ところで、この週末岡山に旅してきました。岡山南部の町、宇野に近い所、瀬戸内海に直島(なおしま)と言う島があるのをご存じですか。岡山から離れたところに住む人たちはこの島は岡山県に属する、と思ってしまうのですが、実際は香川県です。岡山県の方が近いのです。島に渡ると走っている車のナンバーが香川ナンバーで、なるほど、と思ってしまいます。

数十年前にはなんてことはない普通の島だったのですが、今では観光者がうじゃうじゃ…こういうたとえ方はいけませんね。それから、不思議なことにかなりな数の外国人がいらっしゃってました。特に団体客でした。現地のホテルに宿泊までしての力の入れよう・・・ふーん、と思ってしまいますが、夫は瀬戸内海という所は世界に類を見ないような美しい海と島々が広がるところで、と言っていますので、海外から名観光客にとっては格別なところなんでしょう。岡山県のベネッセと言う会社がかなり力を注いで今の結果につながったのだと思います。

フェリーで島に向かうと到着する前に目に入るのがこの赤いカボチャです。島のあちこちにこのような「美術」が点在しています。もちろん美術館もあります。人気がありすぎる様で出かける前に予約を入れておかないと入らせてもらえません・・・人数制限があるのです。

美術館までの途中にもう一つかぼちゃが目に入ります。黄色のカボチャ…。これらのカボチャがこの島のランドマークになっているようです。

日本は豊かな自然と歴史があるのにどうも日本人は欲がないというか、うまくやっていない、と言うかもっと世界から観光客が押し寄せる・・・くらいに宣伝してもいいのではと思いますが。

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