カルチャーショック 日本の家は物がありすぎ!

カルチャーショック
culture shock words written by 3d hand over white background

ノルウェーに住んでいた時、、これと言って大きなカルチャーショックはなかったのですが、日本に帰って来て、まず第一日目、嫌、日本の地を踏んだとたんに、それは怒りました。

それは夫が日本に留学する(日本の文部省の留学生として1年半日本で学んだ、ゆえに、私の7年間のノルウェー滞在は間にその期間が入り、前後3年半ずつである)することになったので帰国したのでした。その当時はまだ羽田空港で、飛行機から降り立った途端に早くもだ最初のカルチャーショックがありました。

日本の若い女性たちが皆同じようなどろどろと長い裾丈のドレスを着ていたことに驚いたのです。

また、私の父母の家では、もう一つカルチャーショックが待っていたました。日本の家の中のものの多さに驚いてしまった!そのごちゃごちゃ感に違和感を感じるほどだった。以前はその家のどっぷりつかって住んでいた…何とも思わなかったのに・・・。

そのごちゃごちゃ感は一つには日本人が必要以上に流行を追い、家には衣服があふれているからではないでしょうか。秋には秋色の衣服、春には貼る色の衣服・・・そんなことはノルウェーでは考えられないことです。

そこまでノルウェーの女性はファッションにこだわりません。私はノルウェーに住みだして3年半、その夫の留学で帰国するまで、一着も服を購入しませんでした。3年前の衣服で別に違和感はなかった。その3年半前の衣服を着衣し帰国したのですが、逆に、日本の人たちは私の服を見て違和感を感じたでしょうか。

とにかく、ノルウェーでは着飾る必要がなかったという事です。普通は化粧もしていなしでした。皆そうだったから。誰かを訪問するとか、劇場に行くとか、そんなときだけ少しばかりのメーキャップで済ませていました。

誰も周りに流行のもの、あるいはブランド品を追っかけている人なんていませんでした。ずっと後で、夫の兄の一人がグッチしか着ない、と言う話が耳に入ってきました。が、その話にしても若い人たちは「ふうん、グッチって何?」と言うのが落ちでした。

以前、日本のテレビで平均的なドイツ人の家に比べて、平均的な日本人の家族がどれほど多くのものを持っているか、と言う番組を見たことがありました。日本の家庭のものの多さときたら比になりませんでした。

そういう事なんだと思います。ノルウェー人もしかり。ある程度の数があれば彼らは満足し、必要ないものは持とうとしないという事なのです。

私が毛皮のコートを買った、と言ったら、一番上のお姉さんに「日本はそう寒くないのに、そんなもの必要ないだろう」と言われてしまった。内心「そんな無駄をして」と言いたかったに違いない、と私は思いました。

そのテレビ番組の後に、あるオーストラリアの友人にいくつコート、靴などを持っている?と聞いてみました。

「コートは2枚、バッグは1つ、靴は3足」と答えてくれました。

「1枚のコートはもう15年くらい着ている。上等なコートなのでまだまだ着れる」とも付け加えられました。

私もノルウェーから帰国してしばらくは流行など関係なくノルウェーのスタイルで暮らしていましたが、今は、フルで日本人に戻って家の中は典型的な日本の家になっています。夫もその点「日本人」、衣装好き人間になっている。ノルウェーの人に彼曰く「これが日本の文化だから」

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