ノルウェーの家屋

ノルウェー雑記

屋根裏は随分ななスペースの物置となっているが、一見すると平屋にしか見えない家にも地下室があり、それも物置、あるいは用途に応じて好みでどうにでも使える普通の部屋が存在したりする。

義母の家もそのような形状で、正面玄関から見ると平屋の一階建て、だが、実際はその敷地面積と同じだけの地下室があった。地下へはポーチへ出る階段の下側の入り口を使うか、家の中、廊下にある地下室への階段を下るかだった。

地下には平常は使わないあらゆるものが置いてあった。自転車、粗利、スキー道具、などなど、それにジャガイモモとかの野菜も置いてあった。日本のアイスクリーム屋さんの冷蔵庫みたいな大きな冷蔵庫もあった。たいていの家庭にはそんな冷蔵庫がある。また、台所にはこれまた大きな冷凍冷蔵庫がある。地下室の棚には自家製のジャム、シロップなど作り置きされたものが生前と並べられてある。

義母の所の地下室には2部屋程のカギ付きのドアがちゃんとついている部屋があった。義母はそれらを彼女の趣味であるアンティック、あるいは義母の先代から受けついだあらゆる古いものを置いていた。いつのころのものか分からないコーヒーもあった。

それらの部屋にはベッドも置いてあり、義母は時にそこでお昼寝を楽しんでいたようだ。

結局のところ、ノルウェーの家は外方みるより広い。だからなのであろうか、生活空間には必要にないものは何も置いていないように見えた。あるものは整然と飾られ、あるものは整理整頓されていてどこもすっきり見えていた。。

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