ノルウェーは天然の冷蔵庫

ノルウェー雑記

冬のノルウェーは凍りつく。そんなに寒くない首都オスロでもマイナス10度以下は日常のこと。それほどに気温が下がってもそう寒いとは思わないのはなぜでしょう。メキシコ湾流のおかげだそうです。ただ、寒いのでなく、冷たいのです。デンマークの方がよほど冷たく寒いと思ったのは確かです。

私が住むようになった最初の冬、ある日、オスロでマイナス18度を経験しました。日が差しており暖かく見えるのに家の外で話し込んでいるとなんとなく頬が固くなってくる、こおばってくる、話しにくくなる、そんな感覚があったのを覚えています。

そんなノルウェーでは日本では考えられないような冬の風物詩があります。それとも私が知らないだけで、北海道などでは同様なことが行われているのでしょうか?

肉など冷蔵庫に入らないものをちゃんとした袋に入れ、それに紐をつけ窓の隙間から外に垂らす。天然の冷蔵庫が家の外全体にあるというわけ。サーメランド、北極圏に住んだ時には面白がって私もその保存状態をためしてみました。ときどき、野鳥がやって来て突っついていましたが、固すぎてどうにもならなかったようです。

ノルウェーの人たちは、野鳥のために小さな餌箱をミルクの空き箱などで作り上げ、庭の木に吊るしておいたりします。中には麦の穂だとか、パンくずとかを入れている。真っ白な雪の中を飛んできては飛び回っている鳥を見るのも可愛いいですね。

イラストは鳥に餌をあげているトロール。トロールとはノルウェーで語られている妖精です。日本ではキツネやタヌキに化かされたとかのお話が合ったりしますが、トロールに化かされた・・・と言う話がノルウェーでは時に聞かれます。いいトロールもいるのですが。ノルウェーのお土産屋さんではトロール人形がよく見られます。

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