クランセカーケ ノルウェーにだけあると思うケーキ

ノルウェー雑記

世界の他のどこの国にもないケーキ・・・と思っていましたが、アメリカに住んでいるノルウェー人何世かの人たちが伝統を守って作っているみたいです。このケーキはアーモンドの粉をドーに混ぜて焼いたものです。味、焼きあがった生地の見た目はクッキーみたいだと思いますが、もう少しサクサクしているかな。このケーキを焼くにはかなり手間、時間がかかるようです。そ分、心がこもっている意味のあるケーキだという事は確かです。そう、意味のある日のためのケーキなのです。

このケーキはクリスマスツリーのような円錐形をしていて、一番下は最大の輪っかで、上に向かって輪っかは徐々に小さくなっていきます。このケーキを訳には焼くにはサイズの違うケーキ型がいくつも必要です。一番上は2cmくらいの円形でしょうか。焼きあがったものは上に向かって輪っかが重ねられていき、一番上には何かの飾りものが置かれます。私たちの結婚式にもお義母さんが焼いてくれたクランセカーケがありました。一番上には花嫁花婿の小さな人形が飾ってありました。私はその人形をウエディングドレスと一緒に保管しています。

このケーキの丸い形の輪っかは1年、1年を表したものだそうです。私はこのケーキの素朴な形が好きです。ドーも素朴な味がすると思います。重ねた年輪には粉砂糖でアイシングの飾りをしたり、小さなノルウェーの旗を何本かさしたりします。つまり「フラー、このお祝い万歳!」て感じです。このケーキの焼き方を考え出した人を尊敬してしまいます。今はちゃんと型がありますが、以前は自分で輪っかになる様長さを調節しながら作っていたんでしょうね。

ノルウェーにはウエディングドレスを捨てずに保管しておくという習慣があります。現地の友人でだいたい同じ時期に結婚した人が捨ててしまうとbad luckだから自分も保管している、と言っていました。私のウエディングドレスは引っ越しするたびに一緒に引っ越して・・・何回国内外を移動したんだろう。最後に包みを開けてみたのは35年前くらいでしたがシミ一つありませんでした。一緒にブーケ、それに上記のケーキの飾り物も保管してあります。

それにしても、そのドレスだけでなく、時々ずっと以前の服が出てきたりするのですが((物持ちいいですね?我ながら感心します)、サイズが全然違います。よくもそんなサイズがはまったわ・・・。娘がそれが私のだったとは信じないくらいです。トホホ・・・。

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