特権階級の必需品とは何でしょう?cathedralとchairの語源が同じなんて信じられます?

英語の語源

sit「座る」と set「セットする」の関係:sitと setはアメリカの小学生や中学生にとって紛らわしい語だとか。日本語で書くと漢字とカタカナでなぜそんなことが・・・と思ってしまいますが。アメリカでは良くテストにも出るそうです。 sitは自分が座ることで、 set「セットする」は物を「座らせる」ことです。もともと sitも setも「座る」という語から発展したものです。sit のtを d に変えてできる語がsaddleサドルです。 saddleとは sit「座るところ」というのがもとの意味です。 saddleはseatと同じです。saddleの sを thに変えてできるのが cathedral大聖堂です。 cathedral大聖堂とはもともと法王の thed「座る場所」がある教会と言う意味でした。 cathedralの caは「下」を意味する接頭辞 cata-「下」が音変化したものです(そういえば、カタコーム・・・フランスなどにある地下のお墓もこの言葉が入っていますよね)。 cathedralとはもとは「下の座場所」と言うのが原義なのです。 cathedralとよく似た語がchairです。 cathedralの「座る」を意味するthed のthが chに変わってできた語です。 chair椅子と sit「すわる」は随分と異なった発展の結果、全く似つかなくなってしまっていますが、両方とも同じ語源から発達したものなのです。 chairはもともと法王が座る貴重な品物だったのです。 sit「座る」は腰をどっかと落とすところから定住するとか、住むという意味に発展していきました。 settle 「定住する」とはsit「座る」と同じ意味だったのです。

set にしても、sitにしても古いゲルマン系の言葉なのでしょう。ノルウェー語にも全く同じ綴りでこれらの言葉があります。

ところで、ラクダのサドルってご覧になったことがありますか。私はエジプトとかに旅したことがないのでラクダには乗ったことがなく、その動物の背中にある実際のサドルは見たことがないのですが、我が家にはラクダ用のサドルがあります。夫がやたら各国から様々なものを持って帰ったのでサドルもあるのです。玄関に置いてあります。

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