オーロラを見る方法 オーロラ鑑賞はノルウェーがお勧め!

ノルウェー雑記

冷え込んだ夜、一度ゾックと怖かったことがありました。日本からオーロラを見るために北の国に出かける人も多いようですが、あれってなにも知らずに夜空を見ると一瞬ぎょっとするものですよ。

私は、ある夜、友人の家からの帰り道(ちなみに、この日は友人一家が作ったピザパーティでした)、空のかなり広範囲深い翡翠色のものが広がっているのを突然発見してしまったのでした。それが自分の頭上、すぐ上の方でうごめいていたってわけです。ノルウェーでは当たり前の現象で、何も取り立てて話に登る事でもない、と思われていたのでしょうか。同行していた夫も誰も教えてくれていなかったのです。私はすごく怖くなってずっと下を向いて、なるたけそれを見ないようにして歩いていました。

しかし、それからは毎晩のように空を見上げていました。あれって怖いもの見たさっていうのとは違うでしょう?家の窓からも見えていたのです。

オーロラが見えるところだからでしょうか、昼の二時とか三時だったと思います。空一面に広がった小さな雲雲が様々な色に彩られているのを見たことがあります。不思議に美しい空でした。『かぐや姫』を迎えに空から使いがやってくるシーンを想像してしまったのです。ああいうのを彩雲と言うのかな、と思いました。

北極圏内のカラショクに引越ししてからすぐのことでした。オーロラを初めて見たのもそこでした。カラショクは北極圏15度の所にあります。その地には夫の仕事の関係で半年、12月まで住みました。日本人としては私が二人目だったとか。私の前の人も女性で、私たちがその地にいたころは彼女はオスロで染色とかを学んでいたようです。ちなみに三人目も女性で上記の友人が離婚した後(その時の奥さんはサーメの方でした。サーメとはノルウェーに住む英語で言うラップ人の人たちのことです。本人はドイツ人で今は本国に帰ってハンブルグで生活しています)、結婚した方です。

ヨーロッパは夕焼けの空も実に美しいですよ。日本のみたいに真っ赤じゃあなくて黄色がかっています。空が夕焼けと言っても水色がかっているから、全体が薄い色ってことでしょうか。

昨今は地球温暖化とかでオーロラも以前ほど見えないのかもしれません。とにかくめちゃくちゃ冷え込んだ時にしか出ないそうですから。カラショクは10月に入ると夜にはマイナス30度までいつも下がっていました。そして、12月、クリスマス前にオスロに帰る前にはマイナス42度まで下がったことが2回ありました。

この冬はノルウェーもそう雪がなかったのでしょうか、クリスマス前になってやっと積雪し、これでホワイト・クリスマスになる、と言っていましたから。ちなみに、オスロに住んでいたころ、何とも思わず外に出て雪に中で話し込んでしまったことがあったのですが(家の中では日本で言う秋の服程度でOKです)、しばらくすると頬が固まった感じがしだし、口もうまく回らくなって…。あとでマイナス18度だったと聞きました。

ノルウェー人も日本人も、皆がノルウェーの方が寒いと思っていますが、日本の方が寒い、冷たいです。ここではほんのマイナス3度ほどが、体感温度はマイナス15度なんて言われますものね。デンマークは日本と同様の寒さがあります。

オーロラを見るにはものすごーく寒い冷え込んだ比ではないとだめ、ということです。知人の多くでオーロラを見たことがある人たちはカナダまで出かけたようですが、カナダより寒さはノルウェーの方が我慢できるのでは、と思います。オーロラ干渉波ノルウェーがお勧めです。

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