干したら cod

ノルウェー雑記

日本と同じでノルウェーは漁業国だから、ノルウェーのことで魚のことを書きだすときりがないような気がします。日本でもお正月には干したらの料理を作ったりしますが、昔からタラはヨーロッパ中で保存食として知られていたようです。写真はタラを干している風景ですが、背後に見える納屋はノルウェーの典型的な納屋の色をしています。

ノルウェーの干しだらが大航海時代、船に積み込まれ長い航海の間の貴重な食料になっていたそうです。アメリカを発見したコロンブスの船の倉庫にも絶対それが保管されていたのは間違いないでしょう。考え方によっては、南の国々を荒らしていたバイキングもコロンブスの新大陸発見に貢献していたわけです。

ノルウェーのリンゴもコロンブスは携えて新大陸に向かったようです。私は日本ではお店で売られているリンゴしか知らないのだけど、リンゴがこんなにも長持ちとは知りませんでした。シーズンが終わると、ノルウェーの家の地下室には随分な量のリンゴが保管されています。ノルウェーの家々の庭にはリンゴの木が2,3本あったりします。あるスエーデンの友人の家には梨の木もありました。もいでくれたのをすぐに食べた記憶があります。

ある冬の2月、オスロのデパートに行くと玄関近くに花が飾ってありました。一瞬桜かと思ったのですがそれよりもっと白い花だったと思います。夫がりんごだと教えてくれました。それが私が初めてリンゴの花を見た時でした。

大航海時代、もう一つ、絶対に運んだに違いないもの、なんだかお分かりになりますか?船内にいたに違いないもの・・・と思われるのがゴキブリです。大航海時代と言うのはゴキブリにとっても大航海時代、新天地で繁栄するための大きなターニングポイントだったのでしょう。

ゴキブリと言うのは約三億年前の古生代石炭紀から姿が穂とのd変わっていないというから驚いてしまいますよね。この古生代石炭紀というのは高温多湿でゴゴキブリにとっては本当に快適な時代だったようです。その時代の化石にはやたらとゴキブリが含まれているそうです。それで石炭紀をゴキブリの時代とまで呼ぶ人がいるとか。ところでノルウェーでは一匹もゴキブリを見かけませんでした。

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