チョコレートのお話

食文化

私たちが大好きなチョコレートだって、初期のチョコレートは現代のものと比べらえるはずもなく、原料のカカオは薬用的なものとして少量摂取されていただけだとか。で、味自体はそんなに重視されていなかったとか。

実際の所、チョコレートを商品と言われるような者へと製造を試みたのは医者だったそうです。嗜好品としてはチョコレートは想像がつく通り砂糖が一般的にになってから。17世紀にはまだまだ砂糖は高価な時代であり、決して一般的な調味料ではなく、庶民に普及していったのは18世紀になってから。だから、初期のチョコレートは甘い固形ではなく、濃厚な苦い飲料だったそうです。

「ガーナ」と言えばなんとなくチョコレートの代名詞みたいに聞こえます?一度ガーナのお土産としてチョコレートを頂いた事があります。こんな固いチョコレート見たことも口にしたこともないわ、と言うくらい硬くてかな鎚でつちでたたかないと割れないくらいでした。味もそんなに甘くなくナチュラルなカカオ味って感じでした。あれを頂いた頃はそう思わなかったけど、今あれをかんだら歯が折れてしまいそうな気がします。

チョコレートも様々な種類がありますね。ホワイトチョコレートは茶色のチョコレートと原料は同じなのになんで白いのでしょうか。それはカカオ豆を精製した時に出る白い脂肪分だけで作られているからだそうです。白い脂肪分とミルク、砂糖等、主に白い原料で作ってしまったからだそうです。またこれには通常のチョコレートに含まれている苦みを持ったカカオマスは含まれていないそうです。ホワイトチョコレートがマイルドで苦みがないのはそのためだそうです。

チョコレートと言えばゴディバ?ゴディバとして名を遺す女性が存在するのです。11世紀のイギリスのコベントリーの領主夫人に由来するそうです。彼女の名前がゴディバでした。夫人は領民への税を軽くするよう領主である夫に嘆願するほど心優しい女性だったそうです。夫は意地悪く、もし、彼女が一糸まとわぬ姿で町中を回る事が出来たらs税を軽くしよう、と言ったところ、彼女はそれを実行し領民のための減税に貢献したというエピソードが残っているそうです。夫人が夫の言葉通りに裸で町中を回っている時、領民はかたく窓を閉ざし夫人の肌かを見ない様に経緯と尊敬を表したそうです。

ところで、先日マヤ文明のドキュメンタリーを見ました。遺された文字の多くは解読されていないのだけど、あるツボに描かれていた(絵文字です。人の顔が描いてあります)いたのは「カカオ」でした。彼らは甘いカカオを飲んでいたのでしょうか。砂糖はもう現地ではあったはず…。メキシコの旅した時、マーケットでお灸の親方みたいに積まれた(大きなお灸の形にかたどられていました)黒砂糖がいくつも売られていたのを見ました。

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