中国を旅する

中国へは数えきれないほど旅しました。日本との関係があまり良くない様になって随分長く行っていないような気がします。コロナ禍に入る前にチケットの予約も入れてしまっていて、あの年の夏には大連に行こうとホテルの予約まで入れていたのですが、コロナというわけでキャンセルしました。これから先、ほんのお隣でももう中国に旅することはないのでしょうか。残念です。

尖閣諸島の件で毎日大々的にニュースが流れていたころ、一度出かけましたが、現地でその件のニュースを新聞などで目にする事が出来たのは面白かったです。地図が印刷されている新聞に目を通していた時には本当に周りの人たちの視線を感じました。

中国の長距離列車は1等、2等と車両が分かれていて、それぞれ軟座、硬座車両と言う別名があります。それぞれに待合室も分かれていて1等車両の客は混雑しないところから乗れるようになっているんですよ。各車両には女性アテンダントがいて荷物を運ぶのも手伝ってくれたし、親切でした。

ある時、長距離バスで内モンゴルまで行きました。北京に滞在していた時のことです。最初の2時間ほど、北京を抜ける(たいていのグループツアーで出かける万里の長城あたりまでです)ころまではスムースだったのですが、その後は細い道、一車線しかないような道を進んだり止まったりで想像以上に時間がかかり、16時間揺られていたと思います。ちょっとしたスナックが皆に供されました。スナック菓子とピータンでした。帰りは寝台車に揺られて・・・それも12時間位かかりましたが。写真はモンゴルの草原です。

途中、あちこちに万里の長城のような遺跡が崩れたところを見かけました。そういう所は、昔は煙を焚いたりして次の所に何らかの合図を送っていたのか、などと想像しました。内モンゴルに近くなると、期待通り所々に草原が見られました。

中国は広いです。あらゆる地方から長距離バスが北京を目指してやってくるようです。バスも寝台列車のように寝台が並んでいる(外部からその様子が見えます。しかも2段ベッドもあります)のもあるんですよ。タイでも長距離バスは寝台がついているようです。

タイでも長距離列車、長距離バスに乗ったことがあります。列車では車内販売があり、熱いコーヒー、お茶、それにインスタントラーメンなどを購入する事が出来ます。バスではペットボトルのお水、それにクッキーとかも頂きましたよ。。

ところで観光だけなら私たち日本人は中国に旅するのにビザはいりませんが、夫、ノルウェー人はビザが要ります(トルコに行くのもそうです)。だから、行くたびにヴィザを申請していました。私たちは中国の北、南、東、西と、かなり観光しましたが、それぞれに興味深かったです。また、それらについては書きたいと思います。行きたくても行けなかったところは敦煌とか…ウルムチとか・・・あの政治的問題がある地域です。ツアーグループに入ればまあ簡単だったかもわかりませんが、個人で行くには、もしかして何かあっても中国政府は何もしないと言われてしまったのです・・・ノルウェー人に対して。諦めました。その地域に一番近かったのは蘭州(中国語ではランゾウと発音します)だったかと思いますが、夏河(シャハと発音します)とかなかなか行けないようなとこまで行きました。

モンゴルにも旅したいと本気で考えたことがありました。数回、大使館やラ領事館やらに電話を入れましたが、さっぱりつながらない・・・そんなんじゃあ、何かの時にもどこにも連絡が取れない・・・実際、出かけてもそういう状態では、と取りやめました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました