日本人はすぐにわかる 日本の若者がどんなに甘っちょろい顔をしているか。夫も?睡眠薬強盗にあってしまったのです

私の生徒さんの息子が海外に旅をした時のことです。あの甘さで親もよく海外に出したものだと思うのですが・・・。ちゃんと帰ってこれるのか、と心配しましたが、まあ無事だったようです。世界一周をしてきました。親子そろって怖いもの知らず?彼がトルコを旅している時、強盗にあったという事を聞きました。街の中で呼び止められ、ATMに連れて行かれてカードで5万円出すように脅され、言われるままにしたとか。まあ、Life or money? 命か、お金かと言われれば、誰だってお金を差し出すだろうとは思いますが。親も親で淡々とそのことを喋っていましたた。私はそれを聞きながら、夫と私がバンコクだったかに旅した時のことを思い出しました。

一路バンコクへ…。私たちが座り込んだ席の横には一つ席が空いていました。出発間際になって若者、男性が乗り込んできたのです。寝坊をしてしまって公共の乗り物に乗っていたのでは間に合わないからバイクを飛ばしてやって来た、という事でした。その話に私たちはまず驚きましたが、一人旅だと思ったら、本当は連れがいたことが告げられた唖然としてしまいました。その若者、同行者は同じく寝坊してしまって出発時間に到底間に合いそうもないのであきらめてしまった、一人で行ってくれ、という事になったのだそうな。彼らは大学生との事でした。旅費は自分で出したのでしょうか。それとも親が?いらぬお世話ですが。それにしても甘い甘い!

バンコクに着くまでこんこんと海外がどんなに危険か話して聞かせました。のんきなことですよね。危機管理などと言う言葉は彼の頭の中にはなかったように思えました。キャッシュカードはズボンのポケットの中に入れているとか言っていましたが、私たちの話で首から下げることに・・・しかし、普通は飛行機の中でそんなことはしないと思いますが。

さて、私たちはバンコクで降りたのですが、彼はどこだったか、目的地が違っていました。という事は、飛行機から降りてもトランジット客がいくべき方向は私たちのとは違う。しかし、気がつくと、彼は私たちの後ついてきており、もう一度チェックインしなければならないことに。しかも私がそれを空港の地上係員に説明して・・・と言う感じでした。大丈夫か?と思いましたが、私たちにはそれ以上のことはできませんでした。彼はその後ちゃんと旅程を踏んだのだのでしょうか。今も気になります。彼が語ったのは、タイに数週間滞在したのち、中国の昆明の知人を訪ねる、そしてそこから日本に帰るという事だった。騙されずにちゃんと中国まで行き、日本へ無事に帰ってこれたのだろうか。彼らのような危うい若者を見るたびに日本人はいいかもだと思ってしまうのです。

ベトナムにいった時に現地でそこのツアーグループに入りました。各国の人たちが40人余り、すごい国際的なグループでした。日本人の個人旅行の人たちも5,6人いました。そのうちの一人はのんきに世界を旅している若い女性でしたが、ベトナムの次はブラジルへ行くと言っていました。あんな恐ろしい国へ一人旅?と私たちは危ぶみました。上記の男性よりしっかりしているとは思いましたが。

もっとも、もう数十年前のことですが、夫が一人でフィリピンに旅した時、夫も睡眠薬強盗にあってしまったという経験があるのです。初めてのフィリピンで浮かれていたのでしょうか?それとも私の目が届かないから浮かれていた?飛行機の中で、あるいは空港で知り合った現地の親切な若者が町を案内してくれるというので喜んでついて行ったとか。夫も甘い所があるのです。観光して回っている時、あるところまで来るとその親切な人はビールを買って来てくれたとか。さて、それを飲んだ夫はすぐに眠り込んでしまい気がつくと、財布とか持って行かれてしまっていたのです(パスポートとかは首から下げていたので無事でした)。すぐに警察に届けたのですが、フィリピンの警察もいい加減なものと思っていた方が良いことがその事件で分かりました。ある意味、日常茶飯事のことだからでしょうか?二人の警察官を連れて現場検証にタクシーで出かけたのですが、そのタクシー代は夫が払わなければなりませんでした。その後、事情徴収をするのにレストランに行ったのだけど、彼らの食事代も夫が払わなければならなかったとか。で、事情徴収が全て終わった時、警察官たちはその場から立ち去り、もろもろの話の説明でテーブルの上に出していた韓国のお札は(夫は韓国経由でフィリピンに行っていたのです)なくなっていました…警察官が持って行っていたのです。

それ以来、絶対に一人で旅に出かけない様になりました…と言うか、行かせませんでした。それにしても睡眠薬強盗、これくらいで済んで良かったと思います。様々に命にかかわるようなひどい話を聞いています。夫にはいい薬でした。

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