英語には生き物の名前をつかった比喩表現がたくさんあります。I’m busy as a bee.と言えば、そのものずばりで「蜂のように忙しい」。もう少し、ゆったりしたらいいのに、と感じる人はあなたのまわりにいるのではないでしょうか。
I have a frog in the throat.
I have butterflies in the stomach.
喉の中にカエルがいる人、胃の中に蝶がいる人、と言う表現、これはいったいどのような状態にある人のことでしょうか?
私は声がかれています。
私は緊張しています。
という意味です。時に映画の中でもそんな表現を聞くことがあります。
英語ではかれた声の原因を「のどの中に蛙が来てしまったから」、緊張してしまった原因を「胃の中に蝶がいるから」と表現するのですね。もちろん声がかれた、 nervous緊張している、と言う一般的な形容詞もあります。ただ、それてはそれとしてカエルや蝶を使ったこのような表現は会話を何か明るくしてくれるような気がしませんか。
ところで、butterfly蝶と言う言葉は良く見ると butterバターと fly飛ぶ昆虫から出来上がっています。 butterバター+ fly飛ぶ虫=butterfly蝶?
しかし、このbutterがまさか食べるバターのことでは、ないだろう、と思ったのですが、チェックしてみるとそのバターに由来するという説が有力なようです。蝶が(あるいは蝶に変装した魔女が)蓋を外したままのバターやミルクを食べるから、バターの色が蝶の排せつ物の色に似ているから、と言う二つの語源説があります。
私が幼い頃に比べると蝶を見る機会は少なくなったような気もしますが、それでも気を付けてみていると我が家の庭にも美しいアゲハ蝶がやって来ます。
ところで蝶ってどこにでも卵を産むのでしょうか。知人の庭では鉢植えの山椒に玉子があったとか。で、家の中で蝶を飼おうと蜂ごと室内に持って入ったとか。次々にさなぎになりすでに1っ匹は飛び立ってしまったとか。蝶の一生は短いですね。
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