12支にはなぜ猫が入っていない?

猫のこと

子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の12の動物からなるものを12支と言い、方角や時刻、年、日など表すのにも用いられています。しかし、その12支の動物には現代の代表的なペット、猫が入っていません。なぜでしょうか。12支、子、丑、寅・・・の漢字は、今から3000年以上前の中国殷の時代にすでにできてしまっており、これらの12支の漢字はすでに使われていたそうです。

ただし、その12支にはまだ動物名はあてられていなかったようです。実は12支の子丑・・・の漢字にはもともとネズミ、ウシ、トラといった漢字はなかったようです。12支に動物を当てて呼ぶようになったのは、戦国時代(紀元前480年~247年)とみられています。で、その当時、中国にはまだ猫がいなかったのです。中国に猫が入ったのはそれよりもう少しのちの今から2200年ほど前と言われています。その時には、12支の動物たちはもう決定してしまっていたので猫の入り込む余地はなかったというわけです。

ところで、catと言う言葉の直接的な由来は、6世紀ごろまでに使用されていた後期ラテン語のcattusです。そして、その呼び方はさらに古代エジプトにまでさかのぼる事が出来ます。その呼び方がヨーロッパに入った後、細かな部分が変化して最終的に catになったのです。また、後期ラテン語は他の言語の影響を受けている可能性が高くヌビア語でヤマネコを意味する kanddiska、同じくヌビア語の kadisなどが由来となっているだろうという事です。

ところで、我が家にはNorwegian forest cat「ノルウェーの森の猫」と呼ばれる種類の猫がいます。今の出3歳目です。この種の猫は野生を残した猫です。賢いので1930年代頃まではサーカスで芸をしてたりしたとか・・・。ノルウェーには普通のこの種の猫が野良猫として見られます。森の中でこの種の猫に会ったらラッキーだ、などとも言われています。

さて、我が家のNorwegian forest cat 2代目の話です。遊び好きで家の中を走り回っていましたが、私のお風呂の時間になると、まさにこの写真の猫のようになり半分だけ顔(めを?)を見せてうかがっていました。2,3メートル離れたところからじっと私の方を見てました…一時も目をそらさずにです。そしてついには浴室のドアまで猛ダッシュ、スキを見て私を嚙みに…本人は遊んでいるつもりだったのでしょうが、私は毎度足を噛みつかれていました。

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