clock時計のお話

英語雑記

中世ラテン語で鐘を意味するclocca。教会の鐘の音で時を知らせていたことから生まれた言葉。16世紀に持ち運びのできる pocket clockが登場しましたが、そのうち、そのような懐中時計には watchの語が使われるようになりました。

watchは見つめるという意味の動詞と同じ語で、語源は古英語の weace。この語は現代の be awakeに当たり、起きている、目覚めているという意味。世界最初の時計は日時計で、 BC2500ゴロのエジプトですでに棒を垂直に立てた日時計が作られていました。日時計は shadow clock、または sundial と言います。次いで登場したのがwater clock水時計や sand clock砂時計、ろうそくに刻みを入れた candle clockなどでした。

さて、時間の単位のminute, second, hourはどのようにしてできたかと言うお話です。 secondは廟ですが、なぜ「二番目」が廟なんだと疑問に思われたことはありませんか? 私の生徒さんからもしょっちゅう「どうして?」と言う声が上がります。

まず最初にできたのがhour時間で、一日を 24のhourに区切って、時間の節目 としたのだけど、やがてhour だけではおおまかすぎて、もっとhourを細分化する必要に迫られました。そこで、 hourを 60等分してできたのが minuteです。

minuteとは「細分化した時間」と言う意味です。ミニ~とかいう言葉を考えてみると、その原義がお分かりになると思います。ですが、そのうちに minuteでも物足りず、再び細分化することになって、そして今度は minuteをさらに60等分しました。それが secondです。 secondは二番目に細分化した時間と言う意味であり、かっては second minuteと呼ばれていましたが、 minuteが省略されて secondだけが残ったという事です。

この minuteに関連した言葉があります。それはレストランにいった時、必ず手にするもの、メニューです。メニューはもともとフランス語( menu)ですが、このメニューもminute[細分化された」と言う意味から来ているとか。つまり料理のメニューと言うものは様々な料理が細分化されているものだけど、料理を細分化して記載しているのがメニューというわけです。

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