ドルは元々ボヘミア地方の通貨だった

英語雑記

今やアメリカのドルdollarは世界で一番と良い通貨となっています。しかし、もともとドルはアメリカで最初に使われた通貨ではなかったのです。

16世紀ヨーロッパで通用していた銀貨は、ボヘミアの一地方、ヨアヒムスタールで鋳造されていました。そのため銀貨は最初ヨアヒムスターラーと呼ばれていたのです。やがて短縮されてthalerとなり、のちに dollarとなったという事です。

ドル記号の$はスペインのフェリペ5世の王紋でヘラクレスの2本の柱、つまりジブラルタルと対岸のセウタ Seutaをつなぐリボンと考えられています。このドルという通貨ががアメリカの正式通貨となったのは1791年のことだったそうです。

それにしても、アメリカのお札って全部色が同じで、ずっと絵柄が変わらなくて偽札 fake moneyが一番多いと聞くのに、これから先も変えることはないのでしょうか。世界中で一番通用しているお金であるからこそべらぼうに多すぎてそれは不可能という事なのでしょうか。

しかし、旅しているとドル札はそう大きな単位のものでもなく間違う事はないようですが。ベトナムとかでは紛らわしい色だけでなくお札に刷られている0が多すぎて、間違って支払ってしまうことが何度かありました。

中國と台湾のお金も赤い紙幣(100元だったと思います)の色が全く同じだったと思います。台湾でだったと思いますが、支払った紙幣の中に間違って中国のお金が混じっていたことがありました。指摘されるまで気がつかなかった・・・。

ノルウェーなんてかなり頻繁に変えています。 black money を阻止するため、と言うのが理由とかですが、どうなんでしょうか。実際、銀行に入れず保管していたお金は新札に替わるたびに何とか変えてもらわなければならないようで、収入の税金対策でごまかしている人たちはどのようにしているのでしょうか。自分たちはうまくやっているつもりでもその対策のためある日持ち金は全て紙くずに…にという事になりかねないのです。

我が家にも何枚かいつの間にかうっかり旧札になってしまったノルウェーのお札があります。夫のコレクションになってしまいました。私が住んでいたころから少なくとも3回は絵柄が変わっています。

ちなみに、タールとは洞窟のことです。ネアンデルタールも同じです。。

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