蒙古斑

日本人はモンゴル系ですよね。ヨーロッパではハンガリー人もフィンランド人も今は目が青かったり髪は金髪だったりでヨーロッパ人にしか見えませんが、もとをただせばモンゴル系です。モンゴル帝国が世界を席巻していた時の名残です。

ハンガリーやフィンランドの若いお母さんたちは、ある日、自分の子供に蒙古斑が現れると病気ではないかと大慌てをするそうです。我が家の娘にもちゃんと蒙古班が現れました。現地の友人たちから他にも彼らが私たち、日本人と近しい人たちだという事を知らされました。彼らの言語です。

フィンランドの言語は日本語と同じよう言葉に多くの母音が含まれます。例えば、1,2はイクシ、カクシです。ハンガリー語はもっと日本語に近いように感じました。例えば、頭はウエ、水もスイだったかと思います。

トルコ人ももとをたどればアジア人で日本語と同じような響きの言葉が沢山あります。結局、それは彼らがはるばるアジアから現在のトルコに移る前から使っていた古い言葉だという事ですよね。

例えば、ヤクyak(焼く)、アネane(ただし、意味は母)、ババbaba(ただし、意味は父)、ス(水)、アタata(頭)、クツkutu(箱)、アザaza(足)、ヒカエシhikayeshi(ひかえし、英語のstory tellerです)、ババシスbabashisu(亡き父、英語のlate fatherです)、などなど。トルコ語の綴りは少々怪しいですが。ひかえしと言う言葉は40数年前初めてトルコにいった時、そこの友人から辞書をもらい隅々まで日本語に近い言葉を探して見つけて以来、知っていたのですが、前回、トルコにいった時、書店で本のタイトルにその言葉を見つけて嬉しくなったのを覚えています。

夫はトルコ語を独学しているのですが、私のフランス語なんかより上手にしゃべれるようです。前回トルコにいった時も通じていましたので。

ババと言うのは『アリババ』と言う物語もありますから、この言葉はアラビア語の可能性もあります。ところで、アリババとはアリお父さんと言う意味です。

トルコの近代の歴史で大きな働きをし、トルコ人皆から尊敬されているアタチュルク(Ataturuk,イスタンブールにある空港の名前にもなっていますよね)はataを見ればお分かりの様に「トルコの頭目、頭」と言う意味です。

日本からはるか離れたトルコで日本語によく似た言葉を発見した時には大変感激しました

さて、蒙古斑から書き始めたお話でしたが、結局、トルコの画像を入れてトルコのお話で締めくくることになりました。1999年にトルコに旅した時にはカッパドキアにも行きました。この画の右上の方にある僧が瞑想しながらグルグル踊るダンスも見ました。幻想的でした。イスタンブールで見たベリーダンスはコマーシャール化しすぎだと思いました。トルコ大好きです。今年の12月にはやっとまた行けます。もうチケットは手配しました。乗った時からもうトルコ・・・トルコ航空です。

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