Yahooは私たちのこと

英語雑記

皆さんはYahoo がもともとどういう意味だったかご存じですか?

随分前のことです。テレビ番組で「クイズミリオネアー」と言うのがありましたが、あれって少々形式は違っていても多くの外国でも同名の番組が流れていました。ノルウェーでも、イギリスでもありましたよ。イタリアでも・・・でした。イタリアのそのクイズ番組で最後の高額賞金のクイズにYahooについての質問が出されていました。私がその場にいたならば、すぐに答える事が出来たのに、と思ってしまったのです。

Yahooは「ガリバー旅行記」の中に登場する人間のことなのです。ある時、そうかどうかイギリスの友人に聞いたのですが、彼女も知らなかったのでしょうか、ちゃんとした返事は返ってきませんでした。その後、このクイズ番組で間違いなく「ガリバー旅行記」の「馬の話」と関連があることがはっきりしました。

ガリバーが「小人の国」、「巨人の国」に旅するところまでは多くの方が読まれたことがあると思います。その後、彼は空飛ぶ国、「ラ・ピュータ」を旅し、最後には「馬の国」に行きます。その前に日本にも旅ししています。旅行記には江戸時時代の鎖国が紹介され、ガリバーは踏み絵までしてしまいます。

さて「馬の国」です。この国では、馬が高度の文明、文化を持ち、、Yahooと呼ばれ野蛮人として描かれているのが私たち人間なのです。馬たちはフーイヌムと訳されている本もありますが、ヒンヒン族と記述されているものもありました。前者の方が私としては好きですが、後者の方が子供たちには分かりやすいでしょうか。

馬の国から故郷に帰った後も、ガリバーは人間社会の中でではなく馬たちと一緒に生活していたいと思うようになっていた・・・そしてそれを実践した、と言った当時の世界を風刺した物語です。

「不思議な国のアリス」も映画化されたりして皆が好きな物語だと思いますが、ルイス・キャロルにしても「ガリバー旅行記」を書いたジョナサン・スイフトにしても直に当時の政府を批判できなかったので社会を風刺してそんな物語を書いたとそうです。

ところで、ロンドンにいった時、J・スイフトのデスマスクを見て感激しました。

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