bearの語源 熊さんのbearと誕生するのbearが同じ言葉ですって!

英語の語源

どこの世界にもその地の地名には意味があるものです。その地の歴史を深く感じることがありますし。スイスに旅した時、ベルンBernの友人からその地名の由来は、その昔、そこにはたくさん熊がいたからだと聞きました。後に、ドイツの首都ベルリン Berlinも同様に熊と言う言葉が由来になっていることを知りました。もっとも Berlinの方は子熊ですが。そのあたりは、もともと森で木の芽を食べるたくさんの鹿が生息していた、それをねらう熊がいた ・・・という図式です。

Bern地方もBerlinあたりも熊にとっても人間にとっても生活するには良い狩猟地帯だったわけです。

英語のbearと言う言葉、私たちはすぐに熊の意味を思い浮かべますが、実際は他にも様々な意味を持っています。英語と言うのはヨーロッパの言語がいくつも流入して形成されました。その過程では似ているものが混同され田という事も多々あり、bearの場合は beran(重いものを運ぶ)がそれです。末尾の nは余り発音しないので bearになったようです。 beran はbringの語源にも関係あり、熊は bera{茶褐色」と言う古いドイツ語が由来とされています。

熊はお腹に大きな胎児を「抱える」、ゆったりと「身をこなす」、重さに「耐える」、子供を「産む」。これらの熊の動作のすべてが動詞としての bearの意味になっています。bearの語源は bher(運ぶ)です。

bring(持ってくる)は bearing が短縮した動詞です。だから「身に付けて持ってくる」と言うのが原義です。goと comeの使い方と同様に takeと bring 、どちらを使うかということは日本人にとっ時に難しいようですが、この原義を理解すればbringをどんな時に使えばいいか理解できるのではないでしょうか。go 、あるいはcome、どちらを使うかという事は生徒さんも良く間違います。自分がいる場所から話している相手の方に向かっていくならcome を使い、離れていくならgoを使います。長崎では日本語の「行く」と「来る」を英語と同じような使い方で話している、と聞きましたが放蕩なんでしょうか?

我が家では長年の夫との会話でどうも長崎と同じようにしゃべっているみたいです。自分ではそういう意識はないのですが、時に他の言葉でも生徒さんやらにおかしいと言われます。

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