結婚の習慣

カルチャーショック

先日、映画を見ていてイスラエルの結婚関しての習慣を知ることになりました。結婚している兄が亡くなると、残された弟は兄嫁と結婚することになるのです。この映画のストーリーはダヴィデ王の時代よりも前のことでしたが、この現代でもまだ10代そこそこの弟が年の離れた兄嫁と結婚することになる、と言うイスラエルの映画を見たことがあるので、今もこの習慣は生きているのかもしれませんね。日本も一昔前には、そんな習慣があったとか・・・?

我が家のことで、今まで考えてもいなかったことに思いが行きついてしまいました。私の祖父は二人の奥さんがいたのです。一人目は病気で亡くなり、次に嫁いだのが彼女の妹でした。日本にもそんなしきたりがあったんですね。

さて、こんなことを書いていると、結婚形態で恐ろしい習慣について学んだことを思い出しました。インドの習慣で「サティ」と呼ばれるものです。「殉死」と言うものは古代からあったわけですが、「サティ」は夫がなくなると妻は殉死しなければならないというものです。このインドの習慣のことを初めて目にしたのは20年位前のことだったでしょうか。読んだ記事には写真が添えてあり、「この習慣が最後に行われたのは1974年だった」と書かれてあったと思います。世界から猛烈な反対抗議があったそうです。それがですね、今世紀に入ってまたもやこの習慣が施されたそうなのです。その女性の近親者を含め、どのような気持ちでそんな野蛮な悪習を実施するのか理解できませんが、その国のカースト制度がどうにもならないのと同じで、悪習と分かっていても個人の力ではどうにもならないのでしょうか。

サティを施行されてしまう寡婦としては、今の時代、喜んで・・・という事は絶対ないと思うのですが。その場から逃げようとすると、自分自身の家族が燃えている木々や灰を彼女にかけて火の中に入るように説得するのだそうです。サティから逃げてしまった寡婦はインドにおいて最下位のカーストに落ちてしまうとか・・・そこまでになって生き恥をさらすのは・・・と言う考えもあるようです。

インドは不思議な国のようです。この国に旅をして人生観が変わった、という多くの人に会いました。夫は45年ほど前にインドを旅したことがあるのですが、ボンベイはこの世の地獄だ、と言っていました。例えば、親が「立派な乞食を創り上げるために自分自身の子供の眼をくりぬいてしまう」とか、様々に見聞きした様です。

結婚についてアラブの格言(?)、それともただ昔から語られている事でしょうか。次のようなことを思い出しました。

「若い娘は年老いた男に嫁ぐ方が良い。。男が逝ってしまったら、若い男と結婚するがいい。その男と別れたら自分と同じ年頃の男と結婚するがいい」

これって寡婦が苦労しないように、と言うアラブの知恵なんでしょうか。古くからの知恵って本当に昔から伝えられてきたものなんですよね。例えば、ローマ時代なんて、人生わずか25歳くらいだったというからこの教えも分かるような気がします。

インドのサティは財産関係も理由だとか聞いたことがあります。

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