ノルウェーと言う国の名前

ノルウェー雑記
Highly detailed physical map of Scandinavia,in vector format,with all the relief forms.

Norwayという国の名前は綴られたとおりに「北への道」と言う意味です。現地の言葉ではNorge(Norvegと綴れるときもあります。 vegはノルウェー語で道のことです)と綴ります。だから、ノルウェー人、ノルウェーの、あるいはノルウェー語と英語で表現するには Norwegian とgが入るんですよね。高校生のころ初めてこの言葉を見た時には、なぜだ、なぜだと思ってしまいました。

今回はノルウェーの地図を付けてみました。以前、(もう20数年前のことですね)冬季オリンピックがあったリレ・ハメルはオスロから車で北へ1時間半くらい行ったところです。リレとは「小さい」と言う意味で英語だとlittleのことです。で、ちゃんと隣にハメルという町もあります。ノルウェー語ではハメルでなくハーマーと発音しますが。この町の近くの森の中に夫の一番上のお兄さん夫婦は住んでいます。亡くなる前は両親もそこに住んでいました。スエーデンからそう遠くなく彼らの話す言葉は少しスエーデン語が混じっています。夫の父方の祖母もスエーデン人でした。

私の記事に時々登場するサーメの地、北緯15度の町(カラショク)もこの地図に載っていますかね?その地域は鉄道は走っていません。トロムソまでだと思います。私たちがカラショクにいった時にはオスロからトロムソまで飛行機、そこからはバスでした。

少し、横道にそれました。ヨーロッパの言語は野生動物を求めて狩猟をしていた人たちが使っている言葉です。生活用語の中に動物に関する言葉が多いのは当然でしょう。 Italyと言う国の名前も家畜から来ています。子牛はラテン語で viellus(英語では子牛肉のことを vealと言います)です。この言葉の複数形、 vitelliaの語頭viを短く iと発音するようになり、 vitelliaが国名、 Italyになったということです。

中国は自分たちを「中原来た人々」と呼び、それをもとに中国と言う国名にしています。自分たちが中原から来た人たち、と言う思考は日本でもよく知られていると思います。数回中国に旅をしたノルウェーの友人は中国人が自分たちの国が世界の中心であり、ヨーロッパ人は野蛮人だという考えがあるという事を現地で聞き、憤慨していました。

Icelandは「氷の国」だから、そんなに多くの人々が移り住んでくれなく ともいい、と思ったのに大勢が押し掛けたとか。逆にGreenlandは「緑あふれるところ」宣伝し大勢に来てほしかったのだけど来てくれなかったとか。

様々な国の名前の由来を耳にしますが「日いずる国」、「日の本の国日本」というのがやはり厳かで美しい名前だと思います。

ところで、リレハメルオリンピックが開催されていた時、私はノルウェーを訪れていました。スキージャンプの原田さんが失速した時には私はハメルにいて、そこの本屋さんでそのニュースをTVで見ていました。さて、オリンピックが終わった次の日に私も日本に向けて発ったのですが、オスロ空港への道は今まで見たことのないほどのタクシーが走っていました。空港では薔薇の花のサービスがあったり・・・日本へ帰る途中だからって頂きませんでしたが。あの問題を起こしたトーニャ・ハーディングもアメリカにだいたい同じ時間に立つようでしたが、ジャーナリストがインタヴューをしていました。私はルフトハンザドイツ航空に乗ったのですが、フランクフルトまでその時の時期オリンピック開催地、長野市の市長さん一行と同じ機でした。オスロ空港で一緒に写真を撮ってもらいました。リレハメルオリンピックの閉会式でバレーを踊った女の子は大学生で彼女には23万円だか支払ったとか裏話などを聞かせてもらったりしました。時のたつのは速い!随分、昔の話になった感があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました