ノルウェーで半年間、北極圏内の町に住んでいたのですが、夏の白夜の反対の季節は真っ暗な世界です。やはり、そんな自然に負けてしまう人も多いのでしょう。自殺者が多いそうです。
夫がその地で私のためにブローチ(英語ではブローチではなくpinと言われる方が多いです)を買ってくれた宝石店のオーナーも私たちがオスロに帰って1,2年のことでしたか、自らの命を絶ったと風の便りに聞きました。
under the weatherは「体調が悪い、元気がない」の意味です。
穏やかな春や秋の日にこのフレーズを喋る人がいると、どうしてunder the weatherがそんな意味になるのか、と気になってしまいますよね。under the weatherは「天気の影響を受けている」と考えれば、たとえ、余り英語の知識がない人でも「ああ、調子が悪い」ということ、と察してくれるでしょう。
うっとうしい空気も嫌なのだけど、もっとわずらわしいのは傘を持ち歩かなければならないこと。しかし、いやだからと言って出先で雨に降られてしまうことほど嫌なことはないですね。
この「雨に降られる」は英語に直すと受身表現でしょうか?
日本語ではそうなんですよね。で、私の生徒さんも受身表現にしてしまいます。彼らは日本語がそうだと何でもかんでも受身表現にしてしまうのですが、そんなことをすれば妙な英語になってしまいます。
「降る」と言うのはそもそも自動詞ですから、be rainedと受動態にはできないのです。get caught in the rainと言う表現を使います。
I got caught in the rain on the way home. 帰り道に雨り降られた
というふうに。
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