ティータイム手何時?イギリスのおやつの時間は午後4時だって?

イギリス王家ご用達として知られる紅茶の名門ブランド、ファートナム&メイソン(F&M社)。このbランドのシンボルマークをよく見ると時計の針が午後4時を指しています。

してみると、英国のティータイムは4時という事になる?

これはティータイムの時間を指しているのだろうか。答えはYes。その証拠にロンドンのこの会社にある大きな時計からは午後4時になると、宮廷人の格好をしたフォートナムとメイソンの人形が紅茶を持って出てくるのです。

ロンドンのリプトン本店にも行ってみましたが、この店にも店頭に時計があったような…お茶の博物館とと言うふれこみだったので行ってみたのです。

「おやつと言えば3時」の日本からすると随分遅い時間に思えますよね。しかし、あちらでは夕食を8時とか9時にとることがあって、日本よりもおやつの時間は遅めなのです。ダイエットのために9時以降は食べちゃあいかんなどと言う話も聞きますが、ノルウェーも含めてこの辺はすごいいい加減です。

だから太るのは当たり前!

ツアーでイギリスに旅した時、一度、ティタイムを頂きましたが(たいてい日本からのツアーだとそれが組まれているようです。レークディストリクトのピーターラビットのお店でのことでした)、相当なボリュームがありました。とても食べきれませんでした。

ちなみにイギリスで4時のお茶の習慣が始まったのは1869年から70年のこととか。大英帝国が新大陸に植民地を持ち大量に砂糖が入ってくるようになってからのことです。

イギリス人は紅茶をよく飲みます。モーニングティー、アフタヌーンティーと1日2回のティータイムが国民的習慣になっているようです。

同じヨーロッパの国でも他の国ではイギリス人程紅茶を飲まない。そもそも茶は中国の雲南をルーツとする東洋の飲み物で、イギリスに伝わったのは17世紀中ごろのこと。当時イギリスは飲料の少ない国で飲むとすれば水と自家製のエールぐらいしかなかったのです。

同じころ、ココアやコーヒーもイギリスに入って来たのだが、これらは貿易の主導権をフランスやオランダが握っていたために、高価だった。そのためにポピュラー化するには至らなかったということです。

イギリス人は紅茶にミルクと砂糖を入れて飲むという独自の飲み方も作り出しました。

現在では、イギリスにおいても紅茶の輸入量が少なくなり、コーヒーがそれに代わりつつあるようですが、1日に2度のティータイムが国民の生活に欠かせないものであることには変わりないようです。

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