私が幼かったころには、毎年、春が来ると近所の子供たちと一緒に近くの山にピクニックに行く習慣がありました。ちょっとばかしのお弁当を持って。そういうコミュニティはもうないですね。残念です。
picnic はoutingと言われるように、まず外に出て食事をする（レストランなどでの食事のことではありません）のが普通です。そして、picnicに行こうと誘われたら自分が食べる食料を持っていくのが常識です。時には、皆でバーベキューをすることもあるでしょう。とにかく食べる楽しみに出かけると言っても良いのがpicnicです。
一方、 hiking は歩くことが中心です。特に山の澄んだきれいな空気を吸い込んで健康的に野外を楽しむのがhikingの目的。遠足と言う excursionの本来は、遠足よりも修学旅行と言う意味合いが強く、これは列車や船を利用する長距離旅行です。また、距離の長短よりも乗り物を使う、目的地や旅行の目的がはっきりしている時にexcursionを使います。
私たちは一度、オスロの伸ビゲランドパーク（彫刻公園）にピクニックに行ったことがありました。おにぎりを作っていったのですが、ちょうど幼稚園の子供たちのグループが来ていて私たちのおにぎりをびっくりした目で見ていたのを思い出します。私たちが何を食べていたのか分からなかったのだと思います。
彼らのお弁当の方が私にとってはある意味異様でしたが。お弁当箱の中にはニンジンが1本だけとか、バナナが1本だけとかだったので。ノルウェーのお母さんたちって楽だと思います。
実は、私もそんな弁当に感化されていたのか、私たちが日本に帰ってきて数か月後、娘が小学校1年生の時のことでした。幾度か家からお弁当を持って行くことがあったのですが、お弁当箱の中には大きなハンバーグが2つだけ・・・クラスの男の子に「ハンバーグだけか？」と言われた、と言っておりました。私は反省したのでした。
それにしても、今の学生さんたちはいいですね。修学旅行はオーストラリアとかイギリスとか．そしてその旅行の際にはホームステイもする、と言っておりました。いい時代です。
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