sombreroについて

メキシコの旅した時のことです。メキシコと言えばソンブレロ。帽子に美しい飾りのあるソンブレロをかぶっている人たちを見ては、メキシコだ!と感激していましたが、博物館(もう一か所、公営の質屋さんでも同じことがありました)にいった時、私がかぶっている帽子を脱ぐように言われてしまいました。

世界を旅していて、たまに教会では帽子を脱ぐように言われたことは何回かありましたが、博物館では初めてのことでした。治安上のことのようです。銀行は無論ですが、この国では一般の店でも拳銃を携帯しているガードマンなり警察官が詰めているのです。本当に拳銃にはたまが入っているのだと思いました。イスラエルでは機関銃でかまえられたことがありました。その話は、また今度・・・。

さて、私の帽子を脱ぐという事ですが「ソンブレロを脱ぐよう」に言われました。考えてみるとあのきらびやかな飾りつけの帽子だけでなく私の地味な帽子も「ソンブレロ」、納得した瞬間でした。

sombrero ソンブレロは語源、sombra(影)に由来し、 umbrella(傘)も語源としては同じです。

博物館でも公営の質屋さんでも治安上のことがあり帽子を脱げ、と言われたという事は分かります。私は、ふと、帽子の中に拳銃でも隠している人がいるのか、と思ってしまいましたが。メキシコって、毎日何人も殺人事件がある国のようです。行く前に(実際には4回は行ったことがあると思います)沢山の人たちからそんな危ない国に行って・・・と言われてしまいました。帰国してから(その国への最後の旅)、その国が世界で7位だったかの危険な国だという統計を読んで、今更にそんなところへ行ってきたのだと思ってしまいました。

次のエピソードはヨーロッパの店で実際にあった話です。

ある老齢の婦人が入店、彼女は帽子をかぶっていました。結局何も買わず店を後にしようとしたのですが、店のドアを出る前に失神、倒れてしまいました。彼女は頭の上、つまり、帽子の中に凍り付いたまるごと一羽のチキンを隠し万引きしようとしていたのでした。

万引きとは英語でshop-lifitngと言います。すりは pick-pocket。ちなみに、日本語ではエレベーター elevatorと言う言葉が日本語になってしまっているので、英語でもその言葉を使いがちですが、ヨーロッパでは liftの方が一般的なようです。ノルウェー語も、スエーデン語だって綴りも同じリフトで通じます。 liftとは「持ち上げる事」、 weight-lifting重量挙げでもこの言葉が使われています。

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