中国人団体に加わって旅をする

海南島でMiss International Pageantがちょうど行われていたころですから、何年前のことでしょうか。海南島に旅しました。

ホテルも何も予約を入れていなかった私たちは、現地で中国人たちのツアーに加わり、その島を観光して回りました。総勢、23人でした。中国本土の人がほとんどとはいえ、香港の3人家族や中国に留学していた韓国人の若者も参加して国際色豊かでした。感覚的には香港人家族が私たちには一番近かったように覚えています。

その家族には4,5歳の息子がいたのですが、英語を習っているとかで、ずっと英語の練習をしていました。

例えば: Are there any tigers there? Are there any chicks there? などなどでした。

ツアーバスの中にトラがいるわけでもなく、ただ、彼は手当たり次第に思いつく言葉を使って喋っているみたいでしたが、私はそのようにして香港の子供たちは英語の勉強をしている、と思いました。日本に留学しここで大学院まで出た中国人の知人より発音は良かったです。

その旅行を通して中国人がどのように旅をするか、垣間見たような気がしました。日本からのツアーでは経験できないような旅でした。彼らの旅に関する感覚の違いも見る事が出来ました。

特に食文化の違いには私たちはあっけにとられてしまった、と言う感がありました。

彼らがどのように汚しまくりながら食べる…テーブルの上もその下も私に言わせればむちゃくしゃに汚してしまう…。美しいテーブルクロスなんて何の意味があるんだ、って感じでした。あれは彼らがどれほどに食を楽しんでいるかアピールしているから?それとも自分たちはそれだけのものを払っているのだから当たり前と思っている?日本人には分からないこと・・・しかし、それが彼らの文化なのです。

かたや、そのように汚しまくる客、そしてその一方ではずっとテーブルの上、床を掃除している人がいました。

そのツアーの中のある女性は当時の中国人にしてはおしゃれな衣服を着衣していました。リッチだったのでしょうか。しかし、見た目とは裏腹に彼女のすることは私にはとても汚く見えていました。「自分はそれだけ払っているのだから」と言う感覚が見え見えでした。

後で、知人で彼女の娘が中国に留学している人の話を聞くことがあったのですが、中国ではレストランだけではなく、どこでも自分が払っている立場だとかなり好き放題をするとかでした。

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